NS-10Mシリーズというと、白いコーンが特徴ですが、これは紙でできているので、経年によりヤケたり、
タバコのヤニにより黄ばんだりしてきます。
古い製品なので仕方がないとは思うのですが、やはり真っ白いほうが見た目も良く、あの白と黒のデザインのコントラストもよく出ると思います。
大事に使用しているのだが、この部分だけは経年の使用感が目立って出てしまいます。
コーン紙を白くするやり方はいろいろとあるようですが、YOU TUBEでホワイトコーンの着色剤が載っていたので、ことらでも貼り付けておきます。
カーボン系の着色剤のようで、質量が軽く、コーン紙の重さをなるべく変化させないようにした着色剤らしい。
コーン紙を硬化・軟化させることはなく、音質にもほぼ影響はないようです。
ヤフオクで「NS-10M 着色剤」で調べると、980円で売ってます。
また、楽天などでメーカー純正の新品の交換用ウーハーユニットが7000円程度であります。
生産自体は終了しているようですが、パーツの供給は継続して行っているようです。
純正のユニットを付け替えるほうが、確実だと思いますが、お安く収めたい方などには着色剤がオススメかも。
あと、家にある塩素系の漂白剤(ハイター等)を使って白くさせている方もいるようですが、これは原液の薄め方や塗り方に非常に気を使うようで、
熟練した方でないと塗りムラなどができ、仕上がりがうまくいかないようです。
試しにやってみようか」という方は家にあるものでできるので、やってみるのもいいかもしれませんが、
紙であるコーンを痛めそうで、自分だったら怖くてできません。
チャレンジャーの方はどうぞ、うまくいけばオリジナルを維持でき、これこそ本当の安上がりになるかも。(オススメはしませんよ)
漂白や着色でもかなり白くなり、音質もほとんど変わりはないようです。
また、軽くペーパーをかけて、白くするやり方をしている方もいましたが、紙を削っているので、
表面が毛羽立ってしまうようで、結局薄めた塗料を塗ってキレイに仕上げたようです。
こちらも音質にはほとんど影響はないようです。
NS-10M自体が低音の盛り上がりが弱く、高音が強めで、小さな音で聞くと薄っぺらな音に聞こえる特徴もあり、
それほどデリケートなスピーカーでは無いため、影響も少ないと思われます。
大音量を出し、録音のアラ探しや一般的に聞こえる音をモニターするための、スタジオ向きスピーカーなので
その音が好きな方やプロユースの方には使いようがいいのかもしれません。
大きな音でモニターするため、紙のウーハーがすぐにヘタってしまい、ユニット交換を繰り返しながら使うようです。
しかし、交換用ウーハーユニットが未だに純正の新品で供給されていることにも驚きます、
2001年に生産を中止してからもう10数年経っているというのに、さらに生産を中止した理由が
このペーパーコーンの原料である、パルプの入手が困難になったからと聞いていたのだが、
ユニット交換が必須のアイテムだった為、予備パーツの生産も当時、同時に数多く生産していたということだろうか?
ネット上で探してみると、楽天のショップ「サンミューズ」が6804円→http://item.rakuten.co.jp/sunmuse/yamaha-ns-10m-w/
「サウンドハウス」が自社ホームページで6380円→http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=814%5EJA180100%5E%5E
で販売している。どちらも同様のお品物のようですが、「サウンドハウス」のほうが少しお得のよう。
ただ、メーカーによる長期保管の為、色落ちや変色、多少の経年劣化が出ていることもあるようで、
メーカーから届いて開けて見て、初めて気がつくこともあるようです。
このような事例も多いのか、「サンミューズ」のほうは、
【接着剤の汚れ、カビ、汚れの修正による白いスポット、パッケージの再梱包痕(テープの張りなおし)などは交換の対象にはなりません。予めご了承の上お買い求め下さい。】
とのアナウンスがございます。
メーカーに直接問い合わせをして、状態の良いウーハーユニットを選んでもらって、近所の販売店へ送ってもらって購入している人もいるとか。
NS-10Mの音については、様々な意見があり、「モニターとしては非常に優れたスピーカー」だという方もいれば、
「良さが全くわからない」と言われる方もいて、賛否両論です。
基本的には低音が弱く、高音が強めなモニタースピーカーで高音を抑えるため、ツーイータの部分にティッシュなどを貼り付けて、
音を和らげるというような、対処方法をとっている方もいるようです。
この解決法として、「REQST/レクスト」という会社の「Resonance Chip World/レゾナンス・チップ・ワールド」というチューニングチップを貼るだけで、
中高域が改善され、バランスが良くなり、音楽がより立体的に感じれるようになるようです。
貼る場所はフロントのツーイータの中心線に合わせ、エンクロージャーの端との中心、ロゴの上の部分あたりが良いようです。
こちらの商品の詳細につきましては、こちらのメーカーホームページをご覧ください。→http://www.reqst.com/rcwd.html
8コ入りで3150円、この値段で音質がアップするのだとお安いものだと思います。
しかもNS-10Mの場合、使用する個数は片方のチャンネルに1個づつだけですので、2個で済みます。
約800円で音質向上できます。
余りのチップもスピーカーだけではなく、CDプレイヤー、カーオーディオ、テレビ等、いろいろと利用可能なようですので、
3150円で十分に活躍してくれそうです。